|
|
|
|
|
カロリー(暫定)kcal |
5 |
7 |
6 |
水分(g) |
97.3 |
96.2 |
96.0 |
蛋白質(g) |
0.1 |
0.1 |
0.2 |
脂質(g) |
0 |
0.1 |
0 |
炭水化物(g) |
2.3 |
3.3 |
3.0 |
灰分(g) |
0.3 |
0.3 |
0.3 |
ナトリウム(mg) |
10 |
2 |
10 |
カリウム(mg) |
60 |
44 |
22 |
カルシウム(mg) |
43 |
70 |
75 |
マグネシウム(mg) |
3 |
5 |
- |
リン(mg) |
5 |
7 |
10 |
鉄(mg) |
0.4 |
0.6 |
0.6 |
亜鉛(μg) |
7.0 |
190 |
- |
銅(μg) |
2.8 |
3.7 |
- |
ビタミンA,D,E,K,B1,B2,B12,C, ナイアシン,パントテン酸(mg) |
|
|
|
ビタミンB6(mg) |
- |
0.02 |
- |
葉酸(mg) |
- |
2 |
- |
脂肪酸(g) |
- |
- |
- |
食物繊維総量(g) |
2.2 |
3.0 |
3.0 |
こんにゃくは水を食べているようなもので、栄養成分をまったく含まないように思われがちです。
しかし、日本人の食生活で不足しがちと言われているカルシウムを十分に含んでいます。
しかもこんにゃくのカルシウムは酸にとけやすく、そのために胃の中で容易にとけて小腸から吸収されます。
こんにゃくが優れたアルカリ性食品なのは、このカルシウムがアルカリ性のミネラルだからなのです。
(カルシウムの含有量=100グラム中/板こんにゃく約43mg、糸こんにゃく約97mg)
健康診断などで「コレステロールが多い」「高脂血症である」といわれる人たちが増えています。コレステロールとは、体の細胞膜を作ったり、ホルモンの合成材料になったり…と、私たちの体に欠かせないもの。でも、血液の中に正常値以上に多くなってしまうと、動脈硬化に直接つながるので怖いです。
このコレステロール値を下げるのに、こんにゃくがすばらしい力を発揮します。
コレステロールの多い人や、高脂血症の人の血液を正常レベルに一戻す働きのあることが、栄養学的にも確かめられています。
更にいいことに、こんにゃくは、コレステロール値を下げ過ぎる心配がありません。
健康で長寿を保つには、なるべく薄味にして、1日の食塩の量
を10g以下にするように勧められています。
これは、いろいろな成人病の引き金になる高血圧を避けるためですが、こんにゃくには、血圧降下物質のあることが分かっています。
こんにゃくは、一方ではコレステロールを正常値にし、また一方では血圧を下げる素晴らしい効果
が期待できる食品なのです。
昔の人たちは、こんにゃくの働きを科学的には知りませんでしたが、経験的にはちゃんと知ってました。
こんにゃくを『胃のほうき』とか『腸の砂下ろし』と呼んで、大掃除のあとには必ずこんにゃくを体内の毒さらいに食べるという習慣があったそうです。
近年、問題になっているダイオキシン、P・C・B等の体外への排出に、こんにゃくマンナンが有効だという研究発表もされています。
合成、天然を問わず食品添加物の安全性の問題、環境ホルモン等が心配されている現代でこそ、こんにゃく等の伝統的な健康に良い食材を利用すべきではないでしょうか。
繊維の多い食べものが便秘を解消するということは、ヒポクラテス(紀元前四世紀、ギリシャの医者)の時代からよく知られていました。
日本でも「快眠快便が健康のもと」といい、「便秘したら芋を食べろ」が、おばあさんの知恵でした。
芋の繊維質やこんにゃくマンナンには、水分と一緒になると、ふくらんで量が増える性質があります。しかも体内での消化が遅いので、増えたまま腸に行き、腸壁を刺激して、さわやかなお通じになります。
痔に悩む人は、欧米に比べて、日本や東南アジアに多いそうです。
予防としては、適度な運動と腹八分の食事、ストレスのない生活がポイントですが、日頃からこんにゃくのような高繊維食品で便通を整えておくことは、何よりも痔疾の予防に効果的です。
病院に行くにもちょっと抵抗がある痔、こんにゃくを大いに利用してはいかがでしょう。
便秘の予防に果たす食物繊維の役割にも増して、最近注目されているのがガンとの関係です。
近年の食事は、動物性のたんばく質をたくさん摂っていますが、余分なたんばく質が、腸内細菌の作用で有害化してしまい、その中には発ガン性の物質も含まれているといわれます。
食物繊維の多い食事、つまり野菜や海藻、こんにゃく等をたくさん食べるようにすると、有害物質の発生が少なくなるうえ、体外にスピーディーに出てしまうので、有害物質が腸から吸収されたり、腸壁を刺激することを防げぎ、善玉菌を増やす助けになります。
その結果、腸ガンの発生を抑えると考えられています。
食物繊維が糖尿病の予防と治療に効果があるのでは…… ということは、第二次大戦中のイギリスでいわれはじめました。
糖尿病というのは、血液中の血糖値が高くなる病気ですが、普段の食物繊維のとり方が少ないため、ということが知られています。
食物繊維の多い食事は、血糖値を正常にし、インシュリンというホルモンを節約することが多くの臨床例でも確かめられています。
こんにゃくを日々の食事に取り入れることで、スリムなボディーづくりをしながら、糖尿病の予防にもなります。
こんにゃくは超低カロリーだから、いくら食べても太らない。
その上満腹感は味わえる。さらに食物繊維が腸の働きを活発にして不要なものを体外に出してくれる、ダイエットの頼もしい味方です。しかし、こんにゃくだけを食べるのは要注意です。
美しい肌や髪の毛、健康な内臓機能、ホルモンバランスを維持するには、蛋白質、脂肪、澱粉、ビタミンなども必要です。
ですから、栄養のバランスを十分に考えながら、調理法や味なども工夫して、こんにゃくで満腹感を補い、食べ過ぎを防ぎ、しかも腸をすっきりさせる、これが賢いこんにゃくダイエット法です。
調理はちょっと面倒な方には、毎日のご飯のカロリーを減らす『つぶこん』等を利用されてはいかがでしょう。
毎日の食生活にこんにゃくを上手に取り入れ、スリムで健康な身体を作りましょう。
私たちの体は、幾分アルカリ性に傾いていたほうが調子が良いと言われています。
ところが残念なことに、肉、魚、卵など、美味しいご馳走の多くは酸性食品、意識的に野菜などのアルカリ性食品を食べるようにしないと、酸性に傾いてしまいます。
一般に「梅干し健康法」と言われているのは、梅干しで酸性アルカリ性のバランスをとろうというアイデアです。
そういう点からいうと、こんにゃくの効果も大いに生かしたいもの。
すき焼きには野菜と一緒に必ずこんにゃくを使いますが、こうした工夫は、美味しさプラス、バランスの良い食事をとるための健康の知恵といえます。
料理学校の先生がこんにゃくを食べる理由
順位地域 |
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北海道・東北 |
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関東 |
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中部 |
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近畿・中国・四国 |
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|
|
|
九州・沖縄 |
|
|
|
|
|
|
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|
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|
料理学校の先生がスーパーで購入する際の選択の目安
項目地域 |
安いのも |
もの |
よいもの |
目立ったもの |
同じもの |
向いたもの |
|
|
|
北海道・東北 |
23.0
|
5.9
|
36.8
|
5.9
|
5.9
|
24.3
|
17.8
|
5.3
|
2.0
|
関東 |
15.4
|
5.8
|
34.4
|
8.5
|
7.3
|
14.3
|
13.1
|
4.2
|
1.5
|
中部 |
17.7
|
4.2
|
30.7
|
7.8
|
7.8
|
28.1
|
10.9
|
4.7
|
4.7
|
近畿・中国・四国 |
17.4
|
8.3
|
44.0
|
11.0
|
8.3
|
23.9
|
6.4
|
2.8
|
2.8
|
九州・沖縄 |
4.3
|
1.1
|
42.5
|
4.8
|
16.1
|
24.7
|
14.0
|
3.2
|
1.1
|
|
15.1
|
4.8
|
36.9
|
7.5
|
9.1
|
22.3
|
12.8
|
4.1
|
2.3
|
単位%
料理学校の先生の今後の消費動向
項目地域 |
|
|
|
|
|
|
|
|
北海道・東北 |
7.9
|
46.1
|
36.5
|
0.0
|
0.0
|
0.0
|
9.2
|
1.3
|
関東 |
11.2
|
49.8
|
33.2
|
0.0
|
0.0
|
0.0
|
4.2
|
1.5
|
中部 |
9.4
|
47.9
|
34.9
|
0.5
|
0.0
|
1.0
|
5.7
|
1.6
|
近畿・中国・四国 |
8.3
|
42.2
|
41.3
|
0.0
|
0.0
|
0.0
|
8.3
|
0.0
|
九州・沖縄 |
4.8
|
59.7
|
29.0
|
0.0
|
0.0
|
0.0
|
5.4
|
1.1
|
|
8.6
|
49.9
|
34.1
|
0.1
|
0.0
|
0.2
|
6.1
|
1.2
|
単位%
(財)日本こんにゃく協会発行資料、蒟蒻新聞より
こんにゃく芋の栽培
こんにゃく芋はサトイモ科の多年生植物で、種芋(人の小指程度の大きさ)を植え付けてから 2〜3年経過して発育したものが原料芋として出荷されます。
1年目 | ||
-------約半年後--------> | ||
4月下旬〜5月に植え付ける | 小さいみかん程度の大きさ | |
12月から翌年の4月まで適温で貯蔵庫にて保管し春に植え付け
|
||
2年目 | ||
-------約半年後--------> | ||
春に植え付け種芋のが出来る |
|
茶碗大の大きさになる |
12月から翌年の4月まで適温で貯蔵庫にて保管し春に植え付け |
||
3年目(2年目と同じ) |
||
秋頃、どんぶり程の大きさに成長し原料となる | ||
この間、春に植え付けられた芋は消滅し、秋には新芋が出来る。 |
こんにゃくの原料となる精粉の製造工程
洗浄したこんにゃく芋を自動カンナで短冊形にスライスする |
||
スライスした芋を乾燥機に入れて乾燥する。 |
||
火力乾燥機で140℃で約2時間乾燥する |
||
荒粉を製粉工場の臼に入れて微粒子の粉にする (生芋から荒粉までに加工すると水分が減り約18%の歩留まりになる) |
||
杵の上下運動によって荒粉を粉砕して微粒子にする つく時間は22〜23時間 |
||
こんにゃくマンナン(グルコマンナン)と澱粉質の分離 |
||
製粉工場の臼でついた粉は澱粉質が混じっているのでこれを分離機で飛ばす こんにゃく精粉(グルコマンナン)は比重が重いので網の近くにあるが、 澱粉質は軽いので吸入口から抜けて出る この時の歩留まりは約55%になる |
||
こんにゃくの原料に、目的(板こん、糸こん等)に応じた割合の水を加え、良く練ってから凝固剤(水酸化カルシウム、卵殻カルシウム等)を加え、これを混ぜ合わせて整形箱に入れて固め、固まったら熱湯で灰汁抜きをします。
昔は全て手作業でしたが、現在は製造設備がととのい、殆ど自動で製造されます。
この他整形から灰汁抜き、パッケージまでを1つのラインで行う「生詰め」製法もあります。
こんにゃく芋とこんにゃくの花皆さんは蒟蒻が芋から出来ているのをご存知ですか。これがこんにゃく芋です。
こんにゃく芋の品種
|
花は数ヶ月すると完全に枯れてしまいました。それから1年放置して置いた芋から新しい芋が出来ました。芋を掘りだしてから約1年半、全く何も世話をしていていません。驚くべき生命力です。
|
自宅でこんにゃくを作る方法
ご家庭でこんにゃくを簡単に作る方法
ポイントは凝固剤をうまく練り込むことです。 (1)650ccのぬるま湯又は水 650ccのぬるま湯(20〜30℃)又は水にこんにゃく精粉を少しづつ加えながら良くかき混ぜます。
もう一度良く練ってから石灰乳を加えて、素早く手でかき混ぜます。この時きちんと混ぜることが出来ないとうまく作れません。素早くしっかりかき混ぜて下さい。
のりに粘りが増してきたら整形用の容器に移して30分以上放置しておきます。この時手のひらで押さえると空気が入りにくく綺麗に出来ます。 (5)湯を上面に入れることで容器から離れやすくなります。 こんにゃくが固まったら、容器の上にお湯を入れて適当な大きさに切ります。この時、容器とこんにゃくの間にお湯を流し込むことで離れやすくなります。離れたらたっぷりのお湯で30分以上ゆでれば出来上がりです。 この時、鍋の大きさにあわせてなるべく小さく切った方が中まで良く熱が通りうまく出来ます。 また、こんにゃくが浮いてくる(気泡が中に入っているため)ようであれば落とし蓋をしましょう。 保管方法:ゆがいた残り液に入れて、冷蔵庫で保管して下さい。数日はもちます。
【ヒント】 |
項目
|
|
水分(%) |
9.0
|
蛋白質(%) |
3.1
|
脂質(%) |
1.0
|
灰分(%) |
4.2
|
粘度(1%、cps) |
45000
|
グルコマンナン(%) |
79.5
|
亜硫酸(ppm) |
300
|
トリメチルアミン(ppm) |
400
|
1人あたりの年間消費量は、糸こん、板こんあわせて約9個ぐらいです。
1日換算になりますと6gということになります。
食べているようで食べてないんですね。
蒟蒻の消費は少しずつ減少しております。
1世帯あたりの消費量を比較してみますと、昭和44年を100とすると、平成元年が約65%、平成11年が約44%です。
これには日本人の食生活の変化、食事の好みの変化がかなり影響しているのでは考えられます。
こんにゃく業界は、現在非常に厳しい状況に直面しています。
No.1山形県
No.2盛岡県
No.3福島県
No.4新潟県
No.5静岡県
ちなみに、少ない県は、宮崎県、福岡県、長崎県、山口県、岡山県です。 消費額の全国平均は、3200円でした。
こんにゃく芋の生産量ベスト5県
これは圧倒的に群馬県です。全生産量の85%を占めています。次に、栃木6%、埼玉2%、茨城1.5%、福島1.3%です。
こんにゃく製造事業所の現状昭和50年代までは全国に約4000社あった事業所が、現在では約2000社まで減っております。 平成11年で平均売上額は約7000万円/年です。
タイ在住日本人の方からお送りいただいた、タイ北部山中に自生するこんにゃく芋の写真です。
|
これはよくある質問なんです。
諸説あるようですが、昔(江戸時代?)頃には関東地方では現在と同じ製法である、こんにゃく粉を水で溶いて出来た糊状の状態で細い穴に通して糸状のこんにゃくを製造し、それを白滝と呼んでいたそうです。
同じ頃、関西地方では、板こんにゃくを細く切って糸状にした物を糸こんにゃくと言っており、元々は明らかに違う物であったと言われています。
しかし、現在は糸こんにゃくも白滝もこんにゃく粉を水で溶いて出来た糊状の状態で細い穴に通す同じ製法ですので、両者を区別する方法はなく、関東地方では白滝、関西地方では糸こんにゃくと呼ばれています。
また、糸こんにゃくをより細くしたものを白滝と呼んでいるところもあります。
ちなみに弊社の製品は、太さは3種類ありますが、全て糸こんにゃくと呼んでいます。
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