Q1こんにゃくの賞味期限はどれぐらいですか?
スーパーなど一般向け商品は30〜90日が多いです。こんにゃくは衛生的にパックされ加熱殺菌されていますので、開封しない限り、高温下での保管等、保存状態が悪くなければ半年以上腐ることはありません。
但し、保存状態に問題がなくても、製造時からの時間経過とともに離水を起こしてサイズが小さく、本来の食感が失われて来ますので、商品としての価値はなくなります。
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Q2こんにゃくの保存方法を教えて下さい。
スーパー等では豆腐などと一緒に冷蔵して販売されていますが、ご自宅では必ずしも冷蔵庫で保管しなくても大丈夫です。直射日光などが当たらない、お宅の中の最も涼しいところへ保管して下さい。でも開封後は水を張ったボールに入れ、冷蔵庫で保管し数日以内に食べて下さい。
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Q3賞味期限が過ぎたこんにゃくは食べることが出来ますか?
賞味期限は美味しく食べられる期限ですので、期限が来たからと言って直ぐに腐るものではありません。
こんにゃくの場合、歯ごたえが変わる、離水して小さくなる、糸こんが細くなったりしますが、食しても問題ございません。
こんにゃくの腐敗の見分け方ですが、 腐るとかなりの悪臭を放ちます。そしてどろどろと溶けた状態になります。
万一パックの中でどろどろと溶けた様な状態、パックが膨らむ様な状態になっていましたら絶対に開封しないで捨てて下さい。
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Q4古くなったこんにゃくが小さくなるのはなぜですか?
これはこんにゃくの水分が抜ける現象です。離水ですね。食感などは堅くなり、場合によっては表面
に皮が張ったような感じになりますが、Q3の状態でなければ食べるのには問題ありません。
このような状態を好まれる方もいらっしゃいますが商品としての価値はなくなっています。
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Q5こんにゃくを美味しく食べる方法を教えて下さい。
こんにゃくにはアルカリを加えると凝固する性質があります。一般
のこんにゃく製品は、凝固剤として水酸化カルシウム・卵殻カルシウム等を使用しています。そのためどうしてもカルシウムとこんにゃくが反応した独特の臭みがあります。
美味しく食べるためには、 これを少なくして灰汁を抜く下ごしらえが必要です。下ごしらえの方法は、こちらをご覧下さい。
また、煮物などで味付けする場合は、包丁などで切らずに手でちぎると味しみが良くなります。(表面積が広くなるため)
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Q6こんにゃくは黒いものと白いものがありますが、どう違うのですか?
もともとこんにゃく芋を製粉化した、こんにゃく粉から作るこんにゃくの色は白色です。
一方、生芋から作るこんにゃくには、その皮などが入って黒っぽくなります。
粉からこんにゃくを製造するようになったのは江戸時代、当時から西日本では芋からつくったこんにゃくが中心でしたので粉からつくった白いこんにゃくはあまり好まれなかったようです。そこで、海藻の「アラメ」「ヒジキ」「カジメ」の粉末で色をつけて芋こんにゃくに似せたのがはじまりです。以来現在でも西日本は黒、東日本は白いこんにゃくが中心になっています。
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Q7こんにゃくを食べ過ぎるとどうなりますか?
こんにゃくの食物繊維は整腸作用がありますので、個人差がありますが、食べ過ぎると下痢をする場合があります。グルコマンナン(食物繊維)の1日あたりの摂取量は4〜5g迄とされており、それ以上摂取すると脂肪はもとより、ビタミン等の栄養素の吸収を阻害します。ですから、板こんにゃくだと1丁分(250g)程度が良いでしょう。
しかし、このこんにゃくの特性を上手く利用し、毎日の食事に利用することでダイエット効果を得ることが出来ます。但し、体に必要な栄養分は十分に摂取することを心がける必要があります。
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Q8ゴボウとこんにゃくを一緒に調理していたらゴボウが緑になった?
これはコ ンニャクの製造過程で凝固剤として石灰が使われており、このアルカリ性によるものです。
ゴボウに含まれるクロロゲン酸から酵素の作用によりキノンまたはオキシキノンというものができます。これらがアルカリ性になると、アミノ酸やタンパク質等からアンモ
ニアを放出させます。このアンモニアがキノン成分と結びついて緑色色素をつくります。
また、いんげん豆をゆでたお湯でこんにゃくをゆでると、ゆで汁やこんにゃく(白)が 赤色に変色することがあります。いんげん豆中に含まれる天然色素がこんにゃくの凝固に使用する石灰と反応して赤くなったものと思われます。
これらは食べても大丈夫です。
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Q9アルミ鍋で調理したら鍋が黒くなった?
調理物に含まれている強い酸性や強いアルカリ性成分により、アルマイトが浸食されたためです。
酢などの酸性が強いもの、こんにゃく、じゃがいも、醤油などアルカリ性の強い食品によってアルマイトが浸食されます。
鍋に水とレモンの輪切り(または薬局で販売している酒石酸)を入れ、しばらく沸騰させるとかなり黒変がとれます。このまま使用すると黒変が進む恐れがありますのでご注意ください。
また、黒変化した部分は人体に害はありませんが、水や食物を容器の中に入れたままにしておくと、腐食の原因になりますのでご注意下さい。
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Q10白滝と糸こんにゃくの違いはあるのでしょうか?
昔(江戸時代)頃には関東地方では現在と同じ製法である、こんにゃく粉を水で溶いて出来た糊状の状態で細い穴に通して糸状のこんにゃくを製造しそれを白滝と呼んでいたそうです。
同じ頃、関西地方では、板こんにゃくを細く切って糸状にした物を糸こんにゃくと言っており、元々は明らかに違う物であったと言われています。
しかし、現在は糸こんにゃくも白滝もこんにゃく粉を水で溶いて出来た糊状の状態で細い穴に通す同じ製法ですので、両者を区別する方法はなく、関東地方では白滝、関西地方では糸こんにゃくと呼ばれています。
また、糸こんにゃくをより細くしたものを白滝と呼んでいるところもあります。 ちなみに弊社の製品は、太さは3種類ありますが、全て糸こんにゃくと呼んでいます。
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Q11糸こんにゃく等白いこんにゃくにある黒や茶色の粒はなんですか?
これはこんにゃく芋を粉末(精粉)にする行程で微量に残った芋の皮です。
こんにゃく芋精粉画像
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